映画「世界侵略:ロサンゼルス決戦」の感想

遅ればせながら観てきた感想。ストーリーや細かい矛盾点を考えなければ楽しめる映画。簡単に言うと海兵隊最高!っておバカ映画。全世界が宇宙人に侵略されても、ほぼロサンゼルスしか映像は無い。空軍はほとんどやられ、M1エイブラムス戦車もあっさりやられてしまうのに、十数人の海兵隊員がその宇宙人をバタバタ倒す。すげー、むかしテレビでやってた「コンバット」もびっくり。さらに敵の司令部もこの十数人が・・・

考えてみるとこの映画はアメリカのトラウマと自己愛の象徴。
元々はインディアンのものだった土地を奪い建国、その後も他国に比べてあまりにも歴史は短いのに他国への侵略は数知れず。そんなアメリカは自分がやってきた侵略はいつか自分がやられるだろうというトラウマを持っていて当然。それを払拭するために自己の正当性をアピールしなければならず、それが自己愛へと繋がる。きっとこんなにストレートなアメリカ最高、海兵隊最高って映画は他の国じゃ作れないと思う。そんなことを思った今日この頃。