映画「カイジ2~人生奪回ゲーム~」の感想

観てきた。感想はがっかり。簡単に書くと、原作読んでない人だとさっぱりわからないだろうし、原作読んだ人だとあまりの簡略化にがっかりするはず。1作目の方が面白かったし、この2作目ならコミック読んだ方がおもしろいの確実。これなら映画館で観る必要は無くて、DVD借りてまでも観る必要も無くて、地上波でやってたら録画しておいてヒマでヒマでしょうがない時にでも観れば十分かと思う。

思ったのはこれ、原作をそこそこ再現するなら映画化じゃなくてテレビドラマでやったほうが良く出来たと思う。というのはこのコミックは面白いけどやっぱり長い。約2時間の映画だとどうしても簡略化したり説明不足だったりするのは仕方が無いところ。だから1時間ドラマを10回放送とかで作ればそこそこ面白いんじゃないかと思う。今回の映画はやっぱりギャンブルに発展するところとか短絡的だしギャンブル自体も説明不足、心理戦とかのやりとりも大幅に削ってあるので、どうしても面白さが伝わってないと思う。

アニメ・漫画の実写映画化は毎年結構な数が作られていて(一覧) この中でも成功したと思うのは「釣りバカ日誌」と「ALWAYS 三丁目の夕日」だと思う。この2本は当然原作とはだいぶ違うけど、誰も「原作とは違うぞ」と声高に言わない。よく出来ていて面白ければそれでいいはず。だから「カイジ2」も映画化なら映画的に作り変えてもいいはず。そんな作り変えた映画なら観てみたいかも。
それにしても「ALWAYS 三丁目の夕日」みたいな面白い映画、また作られないかなぁって思う。そんな今日この頃。