映画「J・エドガー」の感想(イーストウッド一番の失敗作)

さっそく観てきた。感想は残念。イーストウッドとディカプリオということで期待したけど、特に面白くも感動も涙もなく平坦な映画。以前、チェンジリングの感想を書いたときに「イーストウッド作品にハズレがない」なんて書いた記憶があるけど、やっぱりハズレはあった。
主人公のJ・エドガーはFBIの初代長官。映画の中でキング牧師やケネディ大統領のスキャンダルにも触れているが「エドガーは知っている」程度の表現で、何も出てこない。リンドバーグ事件も「おおまかなあらすじ」をやった程度で、特に何も出てこない。つまり特に驚くような内容が無い映画。そんな印象。これだったら例えばリンドバーグ事件にスポットを当ててこれだけで1本作ったほうが良かったのかもしれない。

↑映画「ザ・ビーチ」の1シーン。
個人的にはディカプリオが出てる映画ではこの「ザ・ビーチ」が一番好き。「誰にも知られていない秘密で美しいビーチ」というだけですごく魅力的な設定だし、何よりディカプリオが若々しくてのびのびしてる。タイタニックで売れた彼が、多くのオファーが来る中で選んだ作品がこれだったわけで、それだけ彼自身もやりたい役だしぴったりの役。まだ観てない人にはぜひお勧め。こんな映画、また出来ないかなぁ。なんて思う今日この頃。