映画「ヒューゴの不思議な発明」の感想(退屈な2時間)

さっそく観てきた。感想は「退屈な2時間」。観る前はファンタジー映画かと思ったけど、あっさり裏切られる。かといって不思議な展開でもミステリアスな展開でもないし、冒険ものでも、青春ものでも、恋愛ものでもない。何よりも不思議なのは邦題の「・・・不思議な発明」・・・発明?いったい何を?って観終ってからも釈然としない。
数日前に第84回アカデミー賞の発表があったけど、この作品は11部門ノミネートされるも、作品賞はモノクロでフランス映画の「アーティスト」なんとこれは無声映画でもある。

↑感動作「ニュー・シネマ・パラダイス」これを100点とすると、「ヒューゴ・・・」は20点。こうやって考えてみると、今回のアカデミー賞もモノクロ無声映画だし、はっきり覚えてる「ニュー・シネマ・パラダイス」はすごく古さを感じさせる映画な訳。対して「ヒューゴ」はもう全編3DCG使いまくりがすごく良くわかる作品で、こういう3DCGに精力を使う映画はもうみんな嫌になってるんじゃないかと思う。驚くような綺麗さとか、あり得ない映像とか、目が回るような3Dよりも、のんびり・じっくりと作られた感動作、モノクロでも無声でもいいから「アーティスト」みたいな映画を観たい。そう思うのは自分だけではないはず。そんなことを思った今日このごろ。