映画「戦火の馬」の感想(またもスピルバーグの失敗作)

さっそく観てきた。すでにこの作品はアカデミー賞で何の賞も取れていないことは分かっていた。スピルバーグ監督なのに。英国王室ウィリアム王子が映画プレミアに出席したのがニュースになってたのに残念。で、個人的感想は予想通りやっぱり失敗作だと思う。もちろん大作らしく、戦闘シーンは迫力あるし、映像も綺麗。だけど、映画「スーパーエイト」みたいにいろんな要素をちょこちょこ入れようとしすぎててごちゃまぜな感じ。ストーリーもほとんどの人が途中まで観れば想像できるであろうストーリーを着々とこなしていく退屈さがあった。
ただ良いと思うのは戦闘シーン。第一次大戦らしい塹壕戦の様子がよく出てたし、ドイツ軍のヘルメットが途中から変わったのはなかなか良く研究してる、さすが。ただ兵士がこれ本当に訓練された兵士なの?とも思わせる残念さもある。戦争映画好きはその辺はうるさくて兵士の装備から階級章まで見てたりするもの。だからこの映画はお金はかかってるけどやっぱりチープ。フランス人もイギリス人もドイツ人もみんな英語だし、さすがスピルバーグ。

↑第一次大戦の映画と言えば「西部戦線異常なし」。もう80年も前の映画なのに、すごい迫力。兵士の動きも良いし戦場の雰囲気もすごく出てる。映画はせっかく大金をかけて作るんだから、これのリメイクでも本気で作って欲しい。そんなことを思った今日このごろ。