Pentium3でlinuxサーバー

自宅にサーバーを置きたいと思ってる人も多いはず。そんな時、気になるのはサーバーの音と電気代。ブーンという音がするサーバーを24時間動かして、電気代も掛かるのでは困ってしまう。なので、少し古いCPUで「ほぼ無音」かつ「電気代もあまりかからない」サーバーを「余り物部品」で組み立てたので、同じような事をする人の参考にでもなれば幸い。

↑構成はこんな感じ。
M/B:Asus CUSL2(i815E)
CPU:Penrium3 800EB(133*6) -> 400(66*6)
MEM:512MB(それ以上は認識しない)
HDD:42GB 5200rpm(Smart Drive)
FDD:なし
DVD/CDドライブ:なし
グラフィックカード:なし
他カード:LAN & sound

特徴は
・Pentim3の800EBを400にクロックダウン
・CPUファンは止めている(CPUファンレス)
・電源ファンは5Vで動かす
・HDDはケースに入れる
多くの人が気になるのはCPUがファンレスで大丈夫かというところだろうけど、実際に動いてる時にヒートシンクを触ってみても「ほんのり暖かい」程度。クロックを600(100*6)でCPUファンを止めて動かしても落ちなかったので、それより余裕を持たせて400にしてるから多分大丈夫。
これによって消費電力はCPUが10wでサーバ全部で20wくらい。電気代は24時間1ヶ月&yen300くらいかと思う。
何より嬉しいのは音がほとんどしないこと。冷蔵庫やノートPCより静かだし、壁時計の秒針のほうがよっぽどうるさい。そんな訳で今のところとても満足している。

思うのは「Pentium4は失敗CPU」だったわけで、その前の優秀なPentium3を捨ててしまうのは実にもったいない。性能の割りに消費電力が少ない(=発熱も少ない)のはlinuxサーバーにピッタリ。上の写真はインストールの時しか使わないDVDドライブをさっそく外してしまっているけど、サーバーだからモニターやキーボートもほとんど使わない。なのでこれから部品を用意する人はここらへんは「仮の部品」で良いと思う。

考えてみると、上の構成のPCはほとんどお金が掛かっていない。自分の場合は余り部品で組み立てたけど、オークションや秋葉原で買ってもかなり安く手に入るような「枯れた部品」ばっかり。それでいてlinuxなら十分に動くのでPentium3のダウンクロックサーバーは個人的にお勧め。そんなことを考えてる今日この頃。