映画『アーティスト』感想(完全に無声なら良かった)

さっそく観て来た。思ったのは『完全に無声映画だったら良かったのに』ということ。この映画はモノクロ無声映画で今年のアカデミー賞ということで期待して観た。無声だから音はある。BGMだったり効果音、若干声もあるかな?これ、完全に音はBGMだけで作ったら、耳が不自由な人もそのまま楽しめたのに。
内容は心温まる純愛もの。モノクロ無声でも、単純なストーリーだから分かりやすい。同じような時代設定の「ヒューゴの不思議な発明」よりぜんぜん面白い。またこの映画の役者は声無しなのに表現力が凄い。表情もないままセリフ棒読みの黒木メイサより100倍素晴らしい。役者ってすごいなぁ、って思わせるこの作品。またいつか、もう一度観たいと思う。

↑モノクロ映画で思い出すのは『ランブルフィッシュ』フランシス・コッポラ監督。マッド・ディロン、デニス・ホッパー、ダイアン・レイン、ミッキー・ロークと豪華な面々。映画もすごく良くて、衝撃を受けた。モノクロでも楽しいってこの映画で思ったもので、観てない人はぜひどうぞ。