本「のぼうの城」感想(どこまで史実?痛快時代小説)

この本、わざわざ自分が「素晴らしい」と言う必要もないほど評判が良い。自分も一気読み。来月(2012年12月)には映画公開ということでやっと自分も読んだ。
この物語は史実(実際にあった事)を元にしたフィクション(作り話)で、じゃあどこまでが史実なのかは歴史を知らないとつらいところ。豊臣秀吉や石田三成は知っている人が多くても。現在の埼玉県行田市にあった忍城での戦いまで良く知る人は少ないはず。だからすごく簡単に整理すると、この忍城に対して石田三成が水攻めをしたのは史実、あとはあえて書かないけど結末も史実。途中の経過や人物像などがフィクション。
判官贔屓(ほうがんびいき)とは弱者をつい応援したくなる気持ちのこと。で、この映画はまさにそれ。少ない味方で大群を相手に戦う戦国武士は応援したくなるもので、それで相手を圧倒したら・・・と思うとさすがに痛快。この本を読んで楽しんで、映画も楽しみにしてる。2度も楽しめるこの作品、好きな人はぜひ本も読んで欲しいもの。

↑映画「のぼうの城」予告編

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