映画「東京島」 感想

映画「東京島」観ました。感想はうーん、残念。
ただ、ロケ地は沖永良部島と徳之島との事で、南の島の美しい映像と
木村多江が好きな人には良い映画だと思う。
観てて思うのは無人島に漂流してから始めた生活にしてはのんびりと
余裕な生活感。立派な家があったり食べ物も苦労してなさそうでサバイバル感はまるでない。
島で一人の女性を取りあう人間関係や、争いも迫力不足であまり表現されていない。
この主人公の生活感ものらりくらりしててあまり緊張感がない。
じゃあロマンスがあるとかエロチックかというとそうでもない。うーん、どこが見どころ?
この映画、もともとは実際にあったアナタハンの女王事件(1945年~1950年) で
、これを元に桐野夏生原作の本ができ映画化となったという。
思うに、もともとのアナタハン女王事件を忠実に映画化した方が面白かったんじゃないかな?

↓アナタハン事件の比嘉和子さん↓

え?この人をめぐって実際の島では殺し合いが起きたの?なんで?
と思う人が多いと思う。この「なんで」を「あーなるほど」と思えるような映画が良いかな。
↓できれば主人公役はこんな感じの女性がいいなぁ。↓

木村多江だとちょっとキレイ過ぎだし、もっとエロチックだったり汚れ役だったりが出来る人。
ちょっと見た目あんまり魅力的ではなくても、島でたった一人の女性ということで
そのモテっぷりとか南の島の美しい風景に溶け込んだ映像で、観た人があれ?こいつってこんなに魅力的だっけ?というような内容で、さらにアナタハン女王事件のように主人公の性欲や、無人島での殺し合い、そしてリアルなサバイバル生活がしっかり出るようなR指定映画がよかった。
無人島生活といえばトム・ハンクスのキャストアウェイ、あれは良かったなぁ。