行列の消えた佐野ラーメン「おぐら屋」


平日の昼時、2日続けて佐野ラーメン「おぐら屋」に行った。数年前はいつも行列があって平日でもなかなか入れなかったが、昨日今日はすんなり入れたのと、店内にもそれほど客は居なかった。

↑席は半分以上空いていた。

↑左奥のテーブル部屋は入ってから帰るまで誰も来ない。

↑ラーメンと餃子。餃子は大きめなのでこの組み合わせだと、かなりおなかいっぱい。

↑2日目は冷やしラーメンを注文。
で、何を思ったのかと言うと・・・
十数年前から「佐野ラーメン」が当地グルメとかでテレビなどでちょくちょく出るようになった。そのあたりから佐野のラーメン事情もだいぶ変わり、この「おぐら屋」も小さな店だったのがある時から急に行列ができるようになった。さらに数年してかなり大きなファミリーレストランのような店を作り移転。しかし、地元の人からよく聞くのが「おぐら屋は大きくなってからマズくなった」という声。
思うのはこの「佐野ラーメン」にも札幌ラーメンや喜多方ラーメンのブームと同じような観光化陳列可による弊害が起きてるんじゃないかなってこと。一般論として、全国どこの観光地でも団体のバスが多く入る店はあまり美味しくないし、1日何百食何千食もつくる有名店=一番美味しい店ではないわけで、むしろ観光化されると大量生産により手間をかけなくなるし、高くても売れるので商品単価も上がるし、地元客も来なくなるという弊害があるように思う。規模としては札幌や喜多方には遠く及ばない佐野ラーメンだが、観光化による弊害は同じようにある気がしてならない。

↑ちなみに邑楽町の麺龍(めんたつ)というラーメン屋。ずっと以前の「おぐら屋」に近い気がする。というのもこの麺龍の店主は以前「おぐら屋」で修行していたそうで、ここの麺は自分も大好き。ただ、こういう手打ちラーメンは「なんとなくおいしいよな」くらいな気持ちで食べるのが良いと思ってるのでわざわざ食べには行かない。近くでおなかが空いたら食べてみるかなぁ。なんて思っている今日この頃。