映画「手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく」の感想


手塚治虫のブッダ・・・観てきました。感想は残念。自分なりの点数は40点、星5つ満点なら星2つ。
以下、ネタバレ無しで書きます。
観てて思ったのはこれ、手塚治虫の作品としてはすごく良いんだろうなってこと。残念なのは映画の出来。じっくりやってたら2時間じゃとても終わらないくらいのストーリーを詰め込んでる感じでどうも流れがちぐはぐ。映像や絵もそんなに奇麗って訳でもないし。シーンの流れも雑な感じ。あとどうしても気になったのが声優さん1人がセリフ棒読みなところ。観れば「これか」とすぐわかると思う。あれなら自分でもできるかな、なんて。
ただきっと元のストーリーは楽しいんだろうなって思うのと作品の言いたいところはよくわかる気がした。思わず考えさせられてしまうのは、「社会にはなんで身分制度があるんだろう。なんで殺し合いをするのか、人は生まれてからずっと苦しみながら生きてきて何を心の支えにすればよいのか」などなど。日本も仏教国なのに争ったり強欲だったり差別があったり。もっと仏教徒らしくしてもいいんじゃないかな。なんて思った。
この映画の良いところは大人でも観れるアニメかと思えたこと。最近のアニメは車がしゃべったりパンダが闘ったりでどうも大人は気が引ける感じのものが多いけど、これなら興味がある人は大人でも観ていいと思う。ただ自分はこの映画、2作目と3作目があるそうだけどもう観ないかな。そんなことを思った今日この頃。