粟島、釜谷でキャンプ


2011年夏、粟島の釜谷(かまや)キャンプ場で2泊ほどキャンプした。これでここには4年連続で来た。今年の海は写真のように残念な結果(この海でこの波だと荒れている方、海水浴日よりの日はほとんど波が無い)で初日は泳げたが2日目と3日目は駄目だった。今年の透明度はイマイチだったが、ここの海は鯨波や佐渡の海水浴場よりだいぶ透明度や生き物の多さで綺麗に思える。
なんでここに何度も来るのかと言うと海が綺麗な事の他にキャンプ場の不便さがある。粟島へのフェリーは自家用車もバイクも運ばないので島に渡るには徒歩か自転車になる。坂が多いこの島は自転車も大変なのでほとんどの人は徒歩、島の西側にあるこのキャンプ場へはバスか遊覧船か民宿の車か徒歩か自転車になる。つまりキャンパーの荷物は人が担いで運べる分だけということになるわけで、荷物の多いオートキャンパーやバーベキュー好きにはかなり厳しい所。それで居て素敵なキャンプ場かと思いきやそうでもなく、テントをきちんと張れる平らな場所は無い。さらに夏の暑さは強烈で日差しを遮る場所もほとんどない。限られた荷物の量でテントや自炊道具の他にタープのようなものや海での道具や数日分の食料を持つのは大変。海の道具といってもここの場合は岩場なので、海パンとTシャツで泳ぐわけで、それに水中メガネやシュノーケルに耳栓やマリンシューズや手袋なども居るわけでかなり荷物の選別は厳しい。
そんな訳で結果的に来る人は少なく、マニアックな人ばかりが来ることになるのでキャンパーのマナーは最高レベル。他のキャンプ場のようにやたら大きなタープで場所を占領するような人も居ないし、夜遅くまで起きてたり酔って騒ぐような人もいない。
自分もここに始めて来た時は荷物を減らす為にタープを持たずに来て、来たらすごく良い天気で暑くて日陰は無いしテントの中は蒸し風呂だし、夜は蚊が多いしで1晩で退散。自分では一人前のキャンパーだと思ってたのに悔しくて2年目以降に荷物を厳選したりして克服したわけで、その満足感からなのか何度も足を運んでしまっているわけ。


この島での遊びは浜辺でのバーベキューやキャンプ、自転車で一周や遊覧船や釣りや素潜りなどの海遊びなど、他の多くのHPに書かれているので自分は省略。それ以外に遊びを2つほど紹介しようと思う。上の写真は釜谷キャンプ場の前の通称、鯨岩。ここで写真のようにジャンプ。自分には絶対出来ないけど、冒険心のある若者には格好の度胸試しになっている様子。自分は見るだけでも恐い。


↑この島で捕ったヒダリマキマイマイ。カタツムリの中でも左巻きは珍しいようで、この島に居るのはその左巻きの方でしかも大きい。捕り方や場所などはあえて書かないので、ひと夏の思い出作りにも、夏の自由研究のためにも、ゲーム感覚で島の中を探し回るのも楽しいかと思う。そんな今日この頃。